輸入ビジネスの仕訳処理と消費税の設定
【2012年4月15日 | カテゴリー:輸入ビジネス | 松田税理士事務所 】
Pont des amours,Annecy |
先日のエントリー「ネット輸入ビジネス業者が押さえておくべき会計処理あれこれ」では、 輸入の会計処理について俯瞰的に書きました。本エントリーでは、もっと個別的な観点から書いてみたいと思います。具体的には、輸入仕入に関する仕訳処理、勘定科目とその消費税区分についてです。前提条件として、消費税課税事業者であり、100%課税売上用仕入である場合の話です。
まずは、弥生会計、EPSON財務応援ともに「輸入仕入」という勘定科目を新たに作成します。(勘定科目の作成は必須ではないですが、国内仕入とは別科目で管理されることをお勧めいたします。)
税抜処理を選択している場合・・・弥生会計
勘定科目 | 消費税設定項目 | 内 容 |
---|---|---|
輸入仕入 | 課税対象輸入本体 | 商品本体 |
輸入仕入 | 課税対象輸入本体 | 関税 |
仮払消費税 | 課税対象消費税4% | 消費税 国 4% |
仮払消費税 | 地方消費税貨物割 | 消費税 地方税 1% |
輸入仕入 | 課税対象輸入本体 | 通関料(郵便事業株式会社) |
税込処理を選択している場合・・・弥生会計
勘定科目 | 消費税設定項目 | 内 容 |
---|---|---|
輸入仕入 | 課税対象輸入本体 | 商品本体 |
輸入仕入 | 課税対象輸入本体 | 関税 |
輸入仕入 | 課税対象消費税4% | 消費税 国 4% |
輸入仕入 | 地方消費税貨物割 | 消費税 地方税 1% |
輸入仕入 | 課税対象輸入本体 | 通関料(郵便事業株式会社) |
では、次に弊事務所でメインで使っている会計ソフト、エプソンの財務応援の場合です。