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南アフリカ映画「ツォツィ」


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2006年度のアカデミー賞最優秀外国映画賞を受賞した南アフリカの映画「ツォツィ」をTSUTAYAでレンタルして観ました。

 

南アフリカのスラム街で暮らす暮らすツォツィは、仲間と共に富裕階層から暴力でお金を奪う日々を送っていた。そんなある日、お金持ちの所有するベンツを強奪し逃走する。

しかし、その後部座席には生後間もない赤ん坊が・・・というところから始まるストーリーです。

かなりいろいろ考えさせられる重いテーマでした。

 

特に印象深かったのが、南アフリカの抱える貧困と人種差別。

アパルトヘイト撤廃後、民主国家が誕生したものの、すぐにこれまでの負の遺産がなくなるはずもなく、いまも貧困と人種差別に苦しむ人が多いと聞きます。

 

南アフリカといえば、全国民の一部の白人たちだけが豊かな暮らしをしているというイメージですが、この映画の中では、ごく少数の黒人も非常に豊かな暮らしをしていると描かれています。

彼らは、社会の底辺で暮らす多くの国民とは別世界の暮らしをしているんですね。この単純に「人種の差」という一言では片付けられない激しい貧富の差という問題は、私に強烈なインパクトを投げかけました。

 

この映画は実際に南アフリカのスラム街で撮影されたそうです。この作品をみて、もっともっとこの国の歴史や社会的背景について知りたいという思いに駆られました。近いうち、関係資料等を探してみることにします。

 

南アフリカ映画「ツォツィ」。お勧めです。

 

 

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